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PHPフレームワーク Laravel入門
【連載第8回】
データベースの設定

投稿日
2020.03.09
更新日
2023.05.19
PHPフレームワーク Laravel入門【連載第8回】データベースの設定

前回のまとめ

前回はページ間の遷移について学習しました。
今回はWEBアプリケーション作成に必要なデータベースの設定について学習しましょう。

今回の作業手順

今回の作業手順を確認しましょう。

1.phpMyAdminからwinschoolデータベース、winテーブルを作成
2.Laravelのデータベース設定ファイルの修正
3.artisan migration:makeコマンドの実行
4.マイグレーションファイルで作成されたテーブルの確認

今回はデータベースの設定方法です。
少し複雑になりますがしっかりと学習しましょう。

1、phpMyAdminからwinschoolデータベース、winテーブルを作成

まずXAMPPのコントロールパネルを開きましょう。次に「MySQL」のActionsが「Start」ボタンとなっているので、クリックしてMySQLを起動してください。

1、phpMyAdminからwinschoolデータベース、winテーブルを作成

起動後、右隣の「Admin」ボタンがクリックできるようになりますのでクリックします。
下記のphpMyAdminが起動します。

下記のphpMyAdminが起動します

次に左のメニューから新規作成ボタンをクリックしてください。
次に「データベースを作成する」メニュー下にデータベースを入力するテキストボックスがあるので「winschool」と入力してください。その右側の「utf8mb4_general_ci」は変更せずそのまま「作成」ボタンをクリックしてください。

その右側の「utf8mb4_general_ci」は変更せずそのまま「作成」ボタンをクリックしてください

左メニューに「winschool」が表示されれば大丈夫です。以上でデータベースの準備は完了です。

2、Laravelのデータベース設定ファイルの修正

DBの接続方法は「.envファイル」に記述する方法、「config\database.php」に記載する方法の2つが存在します。
今回は.evnファイルの書き換え方法で行っていきましょう。
設定ファイルの書き替えを行うのは非常によい練習となります。
まず\testproject配下に存在する「.env」ファイルを開いてください。

まず\testproject配下に存在する「.env」ファイルを開いてください

次に「DB_DATABASE=laravel」と記載されている部分を変更します。
この状態では「Laravelデータベースに接続する」という意味になりますので、先ほど作成を行った「winschool」に変更します。
「DB_DATABASE=winschool」に変更してください。

記述後はファイルを保存して終了します。

「DB_DATABASE=winschool」に変更してください

3、php artisan make:migrationコマンドの実行

php artisan make:migrationコマンドを今回は入力します。
詳しくは次回以降行っていきますが、今回はこちらのコマンドでデータベース接続の確認を行っていきましょう。
重要な場所なのでしっかりと覚えておいてください。

artisan migrationコマンドを使用するため、コマンドプロンプトでtestprojectフォルダに移動してください。
次に下記のように入力します。(実行後はコマンドプロンプトを閉じないでください。次もコマンド実行を行います。)

php artisan make:migration winschool

入力後、緑色の文字で「Created Migration:」と表示されることを確認してください。

入力後、緑色の文字で「Created Migration:」と表示されることを確認してください

このコマンドの意味は「winschoolというマイグレーションファイルを作成」という意味です。
今回作成されたマイグレーションファイルは「\testproject\database\migrations」に設置されています。

マイグレーションファイルを使用することでデータベースに対しての操作が非常に楽になります。
つまりデータベースに対して操作ができるということは、正常にデータベース接続出来ているということです。
実際に「2020_01_20_013241_winschool.php」のマイグレーションファイルが作成されています。ファイル名の数字の部分は作成の日時によって変わるのでファイル名に「winschool.php」の文字が記載されているか?を確認してください。

作成の日時によって変わるのでファイル名に「winschool.php」の文字が記載されているか?を確認してください

次に今回作成したマイグレーションファイルを実行するコマンドを入力します。
コマンドプロンプトで下記のコマンドをを実行してください。

php artisan migrate

下記画像のように「Migration table created successfully.」の文言が表示されれば成功です。
winschoolデータベースにデータが登録されました。

下記画像のように「Migration table created successfully.」の文言が表示されれば成功です。winschoolデータベースにデータが登録されました

では、phpMyAdminの画面からwinschoolデータベースにどのようなテーブルが格納されたか確認を行っていきましょう。

4、マイグレーションファイルで作成されたテーブルの確認

phpMyAdminの画面に戻り左メニューから「winschool」をクリックしてください。
テーブルが4つ作成されています。

4、マイグレーションファイルで作成されたテーブルの確認

winschoolデータベースのテーブルを確認します。
テーブル名の「migrations」をクリックしましょう。
下記の4つのデータが格納されています。また一番下のデータには「winschool」の言葉も記載されています。
無事にデータベース接続が出来たようです。

無事にデータベース接続が出来たようです

まとめ

  • データベースはXAMPPにインストールされているphpMyAdminで確認
  • envファイルについての確認
  • データベースに対しての接続とテーブル作成の確認

この3つを行いました。
次回は今回行ったマイグレーションについてもう少し掘り下げて学習を行っていきましょう。

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